カジノの攻略法には色々な諸説が付きまとわることが多いのですが、今回紹介するモンテカルロ法は独自のエピソードがあることで有名です。
このモンテカルロ法はカジノで有名なモナコ公国の地名であるモンテカルロから名づけられているのですが、実際にこのモンテカルロ法を使って勝利を重ねてこの場所のカジノを潰してしまったという噂もあります。
今回はそんなカジノと因縁のあるモンテカルロ法について説明していきます。
モンテカルロ法の名前について
モンテカルロ法は実際にカジノで有名なモナコ公国のモンテカルロから付けられたのですが、この名称は数学の手法として生まれました。
数学的なシミュレーションの方法として数学者のスタニスワフ・ウラムが考案し、その後有名な数学者ジョン・フォン・ノイマンによって名づけられました。
これを参考にしたかどうかも諸説ありますが、実際にモンテカルロ法はこの時代から多く使われるようになり、カジノを潰したという伝説的な噂も発生したそうです。
モンテカルロ法の基本的なやり方
歴史的な背景も独特なモンテカルロ法なのですが、実際にカジノで用いる際には独自の数列を使って賭け金を変化させていきます。
実際のゲームに対する攻略法ではなく賭け金を変化させていくことからベッティングシステムの攻略法となり、他のマーチンゲール法やココモ法、パーレイ法と同種類のものとなります。
上述の例として挙げたマーチンゲール法やココモ法、パーレイ法は短期的に利益を出すことで有名ですが、モンテカルロ法に関しては長期的に利益を出していくのが特徴です。
モンテカルロ法は基本的に3倍配当のゲームで利用できますが、2倍配当のゲームでも上手に使えば利益が出るようになっています。
これらが当てはまるカジノのゲームにはルーレット、バカラ、ブラックジャックがあるので自分の合うゲームから選ぶのがいいです。
モンテカルロ法の基本的なルールは最初に紙に数列の(1、2、3)を書くことから始めて、この両端を合計してベット金額を決めます。
負けた場合には先ほど賭けた金額である4を数列に加えて(1、2、3、4)として、前回同様に両端を足してベット金額を決めます。
負ける度にこの数字を加えていく作業をするのですが、勝った場合には両端の数字を消すという作業が必要になります。
これらの作業をしていき数字が無くなるか1つに残るようになったら、モンテカルロ法のワンセットが終わりとなります。
3倍配当のゲームで使うモンテカルロ法
今回は具体的に3倍配当のゲームでのモンテカルロ法の動き方を見ていきます。
最初の数列(1、2、3)を用意するところまでは共通となり、負けた際には前回の賭け金を数列に足していきます。
3回外れが続いた際の数列は(1、2、3、4、5、6)となり次の賭け金は1+6で7ドルになります。
この回で勝った場合には両端の数字を消す作業が必要になりますが、3倍配当のゲームの場合だと数字はそれぞれ2つ消すのがルールになっているので気を付けましょう。
2倍配当のゲームの場合だと勝った場合に消す数字はそれぞれ1つのみとなっているので、間違えないようにするのが大切です。
前回の勝利で両端の数字を2つずつ消すことになり数列は(3、4)のみとなりました。
次の賭け金は3+4なので7ドルとなりますが、ここで勝った場合には数字が全て消えることになるので、モンテカルロ法のワンセットが終了になり利益が出る仕組みになっています。
またある程度ゲームを繰り返していき、数字が1つだけになった際にもモンテカルロ法のワンセットは終了になるので、こちらの場合も覚えておきましょう。
ルーレットと相性がいいモンテカルロ法
モンテカルロ法は3倍配当のゲームか2倍配当のゲームで利用できますが、両方が適応されるルーレットとは相性がいい攻略法となっています。
3倍配当を狙う際にはコラムベットやダースベットを使えますし、2倍配当を狙う際には奇数・偶数、赤・黒、(1-18)・(19-36)で賭けることができます。
ブラックジャックやバカラなどでもモンテカルロ法は使えますが、カードゲーム自体は別個で考える必要がありますので、数列をメモに書く作業と一緒に行うのは少し難しくなります。
ルーレット自体は比較的考えることも少ないものとなっており、数列をメモするモンテカルロ法を使っていても負担が少ないのが特徴です。
ランドカジノやリアルカジノで数列を書くのは人目があり難しいと思っている人には、オンラインカジノのルーレットならば自由にメモ書きができるのでこちらを利用するのもいいでしょう。
モンテカルロ法は軍資金への負担が少ない
独自の数列を使うモンテカルロ法はカジノゲームのベッティングシステムの中でも、金額上昇率が緩くなっており軍資金への負担が少ないのがメリットです。
しかし数列が消えるか1つまでになるまでゲームをプレイすることになり、他のベッティングシステムと比べると長期的な勝負をする必要があるのは気を付けましょう。